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撮影者の主体性その3 

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いろんな写真を見ると分かるけど、写真にはいくつか
の決まり切った技法が多用される。
流し撮り、ボケ、構図・・・etc 
150年ほどの写真の歴史で、先人が生み出した知恵なので
そのまま使っただけでも綺麗に撮れてしまう。

でも、概してそれだけの写真は正直面白くない
見ても何とも思わない
しかも、そういった写真は被写体まで決まってたりする。

写真雑誌には「こんな写真はこう撮る」みたいな特集が組まれて、
被写体も季節毎に桜→新緑→海→紅葉→初日の出→雪景色と変わる。
そして、年中ポートレートの撮り方にレンズの写り、ボケ具合。
そんな写真はマニュアル本に載せるには良いかもしれないけど、
ただそれらしく見えるだけ何も感じない


具体例をあげて、それぞれ自分の感想をつけてみるとこんな感じ↓


・花の写真で背景をぼかす、前ボケも入れてある。
↑お花撮影の教科書通り上手く撮れてますね。

・祭りの写真をスローシンクロで一瞬だけとめる。
↑ストロボを使った写真のお手本ですね

・並んだお地蔵さんの真ん中だけピントを合わせて他をぼかす。
↑披写界深度を勉強するいい見本ですね。

・夜の桜をタングステンフィルムで撮る
↑色温度を利用した作例ですね

・秋の紅葉をPLフィルターで色鮮やかにする
↑PLの効果抜群ですね


最近そんなお決まり写真が増えてる。
デジカメ人気で写真始める人が多くなってマニュアル本読んだり、
写真教室に通ったりする人も多いんでしょう。
でも、見る側として正直な感想を言うと教科書通りで面白くない

おかしな事に写真を見せ合って如何に教科書通りに撮れたか競ってたりする。
それって本末転倒じゃない?

初心者の内は教科書もテクニックも必要だと思う。
(無いとどうなるかイヤと言うほど見てきたので・・・。)
でも、マニュアル通りに撮ってるだけだとマニュアルを超えられない。
繰り返し主張しておりますが・・・。
マニュアルやテクは自分の撮りたい写真を撮るための手段であるはず。
テクニックだけが全面に出ている写真は作品ではなく見本に過ぎない。

そういう点では自分と同世代の大学生の開く写真展を見ている方が
よっぽど伸び伸びしてていいとおもう。
まぁ後々こっちの悪口(笑)も書きますが。


テクに撮らされるよりも自分の思い通りにテクを駆使しませんか
まだまだ道の途中ではありますが、そんな風に思う今日この頃。
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[2006/02/20 23:30] 未分類 | TB(0) | CM(9)

写真をやってる人のうち、少なくない数の人がその基本的なテクニックすらわかっていませんよね。私の同僚でカメラ暦7年という現在はE-300使いがいますが、つい最近どうやったら背景をぼかした写真が撮れるのか知りたいと聞かれたときにはびっくりしました。でもこの人がこれまで各地で撮った写真を見せてもらうと、被写体や構図に独自の工夫(その多くは偶然の産物かもしれませんが)が見られ、感動させられるものも多く、写真はテクニックだけがすべてじゃないのだって思わされました。

今回のブログのお写真、りゅうさんにしてはちょっと珍しいアングルじゃありませんか?力強くてとてもいい感じですね。これってPL使ってますよね、きっと。

[2006/02/21 00:35] 隠れファン [ 編集 ]

こんにちは

紛らわしいハンドルでごめんなさい。日本人です。http://jump.sagasu.in/goto/blog-ranking/で見つけてきました。また見にきまーす!

[2006/02/21 00:37] モロゾフスキー [ 編集 ]

こんばんは

確かにおっしゃるとおりなんですがひとつ思うのがオリジナリティを出すって難しいですよね。

自分のテクニックを駆使してオリジナリティあふれる作品をとるって言うのは上級者クラスにならないと難しいと思います。

僕も最近オリジナリティのある写真というのをどうやって取ればいいかと悩んでるところです。
[2006/02/21 06:25] 気楽に行こう SAI [ 編集 ]

こんにちは^^
主体性の話、ふむふむと目を凝らして
読ませてもらいましたー。

私も本はよく参考程度に立ち読み(←コラ)します。
でもその通りに撮ってたら、自分で撮ったのではなく
撮らせてもらった。。。みたいな感覚におちいります。
今、教室行ってるけど、基本的なことを教えてもらってあとは、
こうしなさい、ああしなさい。みたいなものはないので、とても楽しくやってます。

スナップ撮ってても、自分の感覚だけでやってるから
成長してるのか?!って多々思うし、あとあと
こうしときゃよかったーなんて思うこともあるー。
まだまだ経験とテクニックを身につけなきゃな。
[2006/02/21 18:16] ぽぽう [ 編集 ]

>隠れファンさん

自分の周りにもそんな人居ます。
知識やら技法なんてのは無知に等しいけど、
インパクトのある面白い写真撮ってくるんです。
なんか、そんな人に変に技術とかを教えると
"手つかずの自然に人の手を加える"
みたいな気がして躊躇してしまいます。

そして、そういう人が撮ってくる写真と
"テクで勝負”な写真を見ると
いくら技術で武装しても優れた感性には敵わないな~
って思います。
もっとみんな自分の感性に任せて撮ればいいのにと思います。


>モロゾフスキーさん
どうもですm(_ _)m
最近そのリンク先のページから来ましたっていう
コメントよく見かけます。


>SAIさん
オリジナリティーとなると難しですね~。
一応自分のオリジナリティーらしき物と言えば「光と陰」でしょうか。
なんとなく光の使い方を誉められることが多いです。
そのために逆光&半逆光の写真が多いです。
いつも本館に新たなギャラリーを作ると
逆光の写真が並ぶのでバランスを取るために
あわてて順光の写真を引っ張り出してきます(汗)

>テクニックを駆使してオリジナリティあふれる作品をとるって言うのは上級者クラスにならないと難しいと思います。

いかにも!
テクニックを駆使してオリジナリティあふれる作品を撮る人
こそが上級者だと思います。
上級者の作品を見ると当然テクニックもさることながら、
映し出されている物もインパクトがありますね。

自分も悩むと言うかスランプっぽい物なら一昨年ありました。
でも今は絶好調です(爆)


>ぽぽうさん
自分もヨドバシ梅田と大学生協の写真雑誌立ち読み常習犯です(汗)
写真って基本的なことが分かればあとは自由で良いと思うんです。
露出、披写界深度、パースペクティブ、フィルムの種類(デジ含む)
↑これだけ分かれば自分が撮りたい写真にするには
アレとコレが必要と主体的に判断する事が出来ます。
技術は教えるけど、使うか使わないか自由っていうのは理想的ですね。

とにかく
「三分割法が決まってるから良い写真」
「1/10秒の流し撮りが決まってるから良い写真」
「まつげにピント来てるから良い写真」
「画質が良いから良い写真」
みたいな風潮がイヤなんです。
こんな風に→http://airborne.blog19.fc2.com/blog-date-200601.html#entry75
そういう事しか教えない写真サークルじゃ面白くないですしね
[2006/02/21 22:38] りゅう [ 編集 ]

こんばんは

いてててて,耳が。。。
ちゅう訳ではないですが。私なんかが書くのはヘンな話なんですが,結局のところ"感性"なんですよねぇ(こんな言葉,一つで終わらすのは良くないのは良くないんですけどねぇ)。感動を与えられるということは,それに対して自分が感動を覚えるからであって,少なくとも自分が感じない写真(だけでなく,なんでも,みたいな話になるんでけど)は,他人も感じないですよね。ただ,その感動を伝える手段(ここだと,ある程度の基礎技術になるんでしょうけど)をもつ必要があるのも事実。りゅうさんや他の人が書かれているように。この感動を伝える・表現するには,すくなくとも早いSSでないとダメとか遅いSSでないとダメとか。。。
自分の撮った仲にもコンデジでとってものでも,良いかも,というのもありますからねぇ。。

まぁ,よっぱらいオヤジの戯言です。
[2006/02/21 23:32] H.Masui [ 編集 ]

飲んだはりました?(笑)

綺麗にまとまっちゃいましたね~。
結局そういうことなんですよね。
もっと「何で写したか」よりも「何を写したか」
見るべきだと思います。

写真展のアンケートとると中には「使ったカメラ、レンズ、フィルムも標記して欲しい。」
っていう意見がありますが作品に機材は関係ないでしょ?
っておもいます。

次からは逆の立場から見て書いてみようかと思います!





前回のレスで格の忘れましたが、
この記事の写真はPLフィルター使ってません。
太陽が低くなって機体のお腹にも光が回る5時頃に真上を飛ぶ機体を撮ると
機体と空の露出の差が激しくなります。
そこで露出を機体に合わせると空が暗く沈んでこんな色になります。
因みにフィルムはプロビアです。

[2006/02/22 23:03] りゅう [ 編集 ]

> 写真展のアンケートとると中には「使ったカメラレ> ンズ、フィルムも標記して欲しい。」

わたしは絞り、シャッター速度、露出補正などの情報に加え、撮影機材も知りたくなったりします。どんな機材でどんな撮り方をするとどんな描写になるのかって、興味ありますから。

>この記事の写真はPLフィルター使ってません。

ご丁寧に質問をひろっていただきありがとうございます。そうですかぁ~。PLなしでも撮り方次第ではこんなに深い青色が出るんですね。普段は評価測光派のりゅうさんも、この写真はスポット測光+マニュアル露出で撮られたのでしょうか?フィルムはプロビアかなとは思っていましたが。

私などがまとめるのはおこがましいことですが、皆様からいろいろな意見が出揃ったところで思うことは、やはり芸術は模倣から始まるという言葉にあるとおり、まずは雑誌等に載っている中で自分が撮りたいと思うような作品を、きちんとした技術に基づいて撮ってみる努力をすべきだと思います。それを繰り返していくうちに、自分なりに工夫する「センス」があれば独自の世界を切り開くことが出来るでしょうし、なければただの模倣に終わってしまう。写真はたぶんに芸術的要素を含んでいるので、人まねしか出来ない人(それすら出来ない人)がいるのも無理のないことだと思います。趣味の世界ですから、下手の横好きでもいいのではないでしょうか。

あと、思うに、何を撮るにせよ、被写体よりも写真そのものの興味から入った場合、のびしろに限界があると思います。たとえばこれまで飛行機に興味がなかった人がりゅうさんの写真を見て、飛行機写真に興味を持って撮り始めたとしても、そういう人はりゅうさんの写真のイメージに縛られて、程度の差こそあれ、結局は二番煎じ、劣化コピーに終わってしまうように思います。なぜなら被写体そのものへの愛情や憧憬がなければ、自分はその被写体のどこに惹かれているのかを写真で表現できないからです。言い換えればメッセージ性のないただ被写体が写っているだけの写真になりがちだという意味です。上に書きましたが、趣味の世界のことゆえ、もちろんそれはそれでなんら問題はありませんが。

長文失礼しました。
[2006/02/23 10:44] 隠れファン [ 編集 ]

こんなにも気合いの入ったレスを有り難うございます!
ちょいちょい重要な部分を拾ってレス致します。

>下手の横好きでもいいのではないでしょうか。
そうなんですよね。「好きこそ物の上手なれ」ともいいますし。
多かれ少なかれ写真にも撮影者の才能がありますが、写真を撮ることが好きであればそれで良いんですよ。

それを技術面でだけ評価する雰囲気がイヤなんです。
今注目のフィギュアスケートにも「技術点」と「演技構成点」があるんですから(笑)
最近は写真を趣味にしている人のすそ野が広がったこともあって、
どうしてもテクニックに走りやすいのかも知れませんが。
もう少ししたら落ち着くのかも知れません。


>被写体よりも写真そのものの興味から入った場合、のびしろに限界があると思います。

ホントにその通りです。
なんか今までもやもやして歯がゆかった部分がこの一文で払拭されました(笑)
自分なんて飛行機に興味持たなかったら今ごろ絶対写真やってません。
今でも被写体はは99.9%飛行機です。
写真部内でも自分の気合いの入れ方は異常です(現役部員よりも気合い入ってます)。
お陰で撮影に関しての知識、技術、経験なら部内で負けません。
(焼きはやってないので何とも言えません、あと屋内の撮影、照明も専門外)
飛行機写真の世界では俗に「機愛」といいますが。

被写体に愛着があると綺麗に撮ってあげたいし、被写体を隅々まで観察しようとします。

「被写体に愛着を!」

一個格言が出来ました(笑)



再びこの記事の写真の話ですが。
露出はいつも通りの評価測光で、経験と勘による露出補正+1/3で出してます。
お腹まで光が当たって機体が明るいので若干のプラス補正でこの様になります。
EOS-3の評価測光はじゃじゃ馬で有名ですが、はなっからじゃじゃ馬に
乗っているとコレが普通だと思ってしまいます。
[2006/02/23 22:51] りゅう [ 編集 ]

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